原発事業者 揺らぐ経営基盤
原発の資本費(以下、キャピタルコスト)の上昇が、原発事業者の経営を圧迫している。 既存の原発では再稼働のための安対策費が増加し、新増設計画では当初予算を大幅に上回るプロジェクトも珍しくない。
原発をとりまく市場環境は厳しさを増している。販売電力量が頭打ちとなるなか、原発事業者の営業収益の伸びが減速し、火力発電や発電コストが急減している再生可能エネルギー(以下、再生エネ)間の価格競争も激しい。発電コストを賄うのに必要な営業収益が得られず営業損益の赤字が続けば、原発を閉鎖・廃止せざるをえない原発事業者が今後増えていくだろう。
本書では、発電コストの観点から日本、フランスおよび米国といった原発先進国の現状と課題および原発の経済性ついて触れたい。
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